変わりたいのに戻ってしまう日々

本当の自分探し

「なんで俺は…」が小さな光に変わるまで

自分と向き合うって、

思ってた以上にしんどいことやった。

「変わりたい」って思って動き出しても、

気づいたら、前の自分に戻ってしまう。

また同じことでイライラして、

また同じように落ち込んで、

また同じように自己嫌悪のループにハマる。

そのたびに心の中でつぶやいてた。

「なんで俺はいつもこうなん」

「せっかく変わり始めたと思ってたのに…」

「俺は変わること、できへんのかな」

「“変わりたい”って言った自分は嘘なんか」

「嫌やのに、また同じことを繰り返してる…」

そんな声が、何回も胸の底から込み上がってくる。

向き合っても向き合っても、

また戻ってしまう自分が嫌になっていく。

それでも、

不思議なことが起き始めてた。


世界の“輪郭”が少しずつ変わっていった

ある日、ふと気づいた。

話している人の表情が、前より柔らかく見える。

いつも見ていた景色が、なぜか明るく見える。

なんてことのない街の風景が、

色が濃くなったみたいにハッキリ見えた。

その瞬間、胸の奥で小さく思った。

「あれ?なんやろ、この感じ」

その時は深く考える余裕もなく、

“気のせいかな” くらいにしか思ってなかった。

でも今なら分かる。

あの頃の僕は、

自分を100点にしようとして、

周りにもそれを求めて、

苦しくなってた自分を少しずつ手放し始めてた。

そしてほんの少しだけやけど、

「自分は自分」

「人は人」

そう思えるようになってきてた。

完璧に変われたわけじゃない。

毎日進んで毎日戻って、

その繰り返しの中でほんまに少しずつ、

ゆっくり心が変わり始めてた。


自分と向き合うって、“静かな変化”が積み重なることやった

大きな出来事なんてひとつもなかった。

でも、ほんの少しやけど——

世界が変わって見えた。

自分を嫌いになる日があっても、

戻ってしまう日があっても、

それでも向き合った分だけ、

確かに何かが変わってた。

あの時の僕はまだ気づいてなかったけど、

この小さな変化こそが、

“出会い”へ向かう準備やったんやと思う。

この後、僕の人生は

静かに、大きく動き始めた。

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